運行管理体制
厳格な運行管理体制と最新の機器により、日々の安全運行を支えています。
24時間体制でのリアルタイム運行管理
支店ごとに各2名の運行管理者を配置
バスの運行は、道路や気象状況、その他のさまざまな要因により影響を受けることがあります。こうした状況を、運行管理者が365日24時間体制で監視し、乗務員へ適切な指示・アドバイスを行うことで安全運行を確保しています。
厳正な点呼
運行管理者立会いのもと、対面で健康状態確認、飲酒検査
自社支店では運行管理者立会いのもと、対面で健康管理状態確認等を行っています。乗務員のアルコールチェックでは、機器を利用し、検査結果が写真とともに記録され、異常値が出た場合は自動的に映像・数値などが直ちに社内関係者にメール送信されます。
安全運行を支援する装置の活用
通信型デジタルタコグラフ・ドライブレコーダー一体機を全車設置
全車両に通信型デジタルタコグラフ・ドライブレコーダー一体機を設置し、車内外の撮影用カメラと共に走行データ(速度、加速度、位置情報など)をリアルタイムに監視しています。一定の速度超過、急ハンドル、急ブレーキなど異常を検知すると、各支店に設置された管理画面に通知され、運行管理者がただちに車番、検知場所、車両のカメラ映像を確認し、必要に応じて運行管理者がIP無線を利用して当該バスの乗務員に対して状況確認を行っております。
※映像は事故防止対策及び防犯等の目的で使用し、目的以外に使用することはありません。また、法令で定められる場合を除き、第三者に映像を提供することはありません。
IP無線を全車設置
通信型デジタルタコグラフ・ドライブレコーダー一体機と連携したIP無線機を全ての車両と各支店に設置しております。 携帯電話のキャリアが提供するサービスエリア内であれば一斉、グループ(支店毎や高速道路の緊急通行止等の際に付近を走行する車両)、個別などの呼び出しが日本全国で可能です。IP無線機はパケット網を利用しているため、災害発生時など携帯電話の通信が規制されている場合であってもつながりやすいのが特徴です。
ドライブレコーダー映像の活用
運行中の映像を常時録画し、全乗務員に対して定期的に管理者による振返り面談を実施して、乗務員の安全運転に対する意識向上を図っています。また、録画された映像を指導訓練時に使用するなど、安全教育にも活用しています。
安心してご利用いただくために
安全を最優先に考え適切に乗務員を配置、日々の業務はシステムで労働時間管理
当社の運行する高速乗合バスは、国が定める交代運転者の配置基準に基づき安全面をより配慮したうえで運行を行っています。
また、日々の労働時間は全てシステムで管理を行い、乗務員の過労運転防止を徹底しています。
国が定める配置基準 | 当社の運行 | |||
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昼間 | 夜間 | 昼間 | 夜間 | |
運転時間 | 一運行は、9時間迄 | 最大は、静岡駅・USJ間(新名神経由)の7時間26分 | 最大は、名古屋駅・新木場駅間(新東名経由)の8時間45分 | |
実車距離 | 原則一運行 500km | 原則一運行400km迄 ※但し、以下の条件を満たした場合は500km迄(実車距離100kmから400kmまでの間に仮眠施設において、連続1時間以上の仮眠休憩を確保他) | 最大は、名古屋駅・東京駅間(新東名経由)の369.30km | 原則一運行300km迄※但し、300kmを超える場合は仮眠施設において、連続1時間以上の仮眠休憩を確保(最大は、名古屋駅・新木場駅間(新東名経由)の374.54km) |
連続乗務回数 | ー | 連続4夜迄 | ー | 連続4夜迄 |
連続運転時間 | 高速道路の実車区間で概ね2時間迄 | 高速道路の実車区間で2時間以内に休憩 |
ご利用案内(安全のしおり)
全ての車両の網ポケットに、ご利用案内(安全のしおり)を入れております。走行中のお願い事項(シートベルト着用、必要時以外は席を立たない)、緊急事態が発生した場合の対処方法を4ヵ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で記載しております。
乗務員の健康状態の把握
運転中の健康起因による事故を未然に防止するために、法令で定められた健康診断に加えて、睡眠時無呼吸症候群・心臓ドック・脳MRIの各検診を全乗務員を対象として定期的に実施しています。異常所見が見られた場合には、産業医と連携し、専門的な知見に基づき慎重に乗務の可否を判断しています。
また、全乗務員を対象に年3回の健康管理面談を実施し、これらの健康診断等の結果をもとに、最近の症状や気になることなどをこまめに確認しております。
さらに、乗務前には検温を行うなど乗務員の健康状態の把握に努めています。